思いついた人

髪の毛の構造について

私たちが日々ケアしている髪の毛。
当たり前のようにブラッシングやマッサージを行っていますが、具体的な構造についてはあまり知られていないと思います。
そこで今回は、髪の毛の構造について改めて考えてみたいと思います。

髪の毛は大きく分けて3つの部分から構成されています。
表面は「キューティクル」、その中には水分が含まれている「コルテックス」、そして中心に「メデュラ」が存在し、内部を守っています。
コルテックスには髪の色を決めるメラニン色素が存在しており、ここに染料を入れることでカラーリングを行います。
比較的多くの人に知られているキューティクルについては、ケアを怠ったり紫外線やパーマ液などによるストレスをかけることで段々と剥がれ落ちてしまうため、髪の傷みに繋がります。

ちなみに毛髪は全体で約10万本あると言われています。
髪は一本一本に発毛サイクルというものを持っており、男性は3~5年女性は4~6年周期で古いものから新しいものへと入れ替わりを行っています。
随分長い期間のようにも感じられますが、むしろこの周期の間にホルモンや過度なヘアアレンジを行ったり、頭皮環境が悪化したりすると、薄毛や抜け毛が起きてしまう場合があります。
これらの髪の毛が1日に抜ける量は、およそ50~100本程度と考えられています。

100本では少々多いくらいですが、代謝が活発な方はその限りではありません。
逆に言うと、抜け毛が100本を超えてしまうと髪が生えてくるサイクルが追いつかなくなり、薄毛というかたちで目に見えるようになってしまいます。
髪を育てるためには、まずはこのサイクルを理解し、少なくとも3年周期で新しい髪に入れ替わっていることを念頭に置いておくと良いでしょう。
抜け毛が増えてきた場合は必ずその原因が存在しますから、生活習慣がサイクルを乱していないか、あるいは男性ホルモンの量が過剰でないか、極端なストレス環境に置かれていないかどうかを確認する必要があります。

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